代替愛馬ボニータシチー 第8戦


7月19日 札幌6R 3歳未勝利 芝2000m 混合戦は、

4着/3番人気!!

4着と言っても勝ち馬からは0.1秒の僅差。

そして直線で前が狭まる不利。

最後までしっかりと伸びており、不利がなければ勝っていただろう。

レース回顧と時計の分析、

レース後の柴原央明騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

牡馬混合戦でこれだけやれる馬。牝馬限定戦なら・・・。

うーん、秋華賞に出たい・・・。

(2009年7月21日完結)

2009年7月15日作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月19日 札幌6R 3歳未勝利 芝2000m 混合戦 全26頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
インディアンボス
カワキタラブポップ
キャッツテイル
コスモキリンジ
ゴールドウェーブ
サイタ
サウンドデイジー
シーサイドカフェ
スズカマグナム
スマイルトゥゲザー
トップスタイリスト
ハッピーエンジェル
ババロア
パワールールズ
ブルーベリル
ブローヒッター
ベイルリ
ペッシュドール
ホワイトライクミー
ボニータシチー
ミルリュユッテ
メダリアビート
リッカカントリー
ローズバンク
ロードカイザー
ロードブラン
前走と違い牡馬混合戦でしかも多くの馬が出走予定であることから、メンバーが揃うと思われます。前走はメンバー中最速上がりで当然今回は期待大ですが、牡馬とまともに戦えるのか、不安も大きいです。

これ以降は7月17日に作成

●追い切り情報(7月17日更新)

前走前 6月24日 函館W 良馬場 強め

助手
5F 68.2
4F 52.5
3F 38.3
1F 13.5[9]
ブレイクヒストリー(3歳未勝利)強めの外に先行3F付0.2秒遅れ



7月16日 函館W 重馬場 一杯

助手
5F 67.4
4F 52.6
3F 38.6
1F 12.4[9]
 7月16日、

●札幌芝2000mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前の4コーナー奥のポケット。スタンド前の直線をフルに使いコースを一周する。競馬場全体をフルに使う癖がないコースで、最初の1コーナーまでの距離も約380mある
 枠の優劣はほぼフラットだが、多頭数になった場合の大外枠はガクッと成績が落ちるので注意
 このコースも2コーナー過ぎまでの前半の位置取りは大きなポイント。芝1800mほどではないが、逃げ・先行馬が有利だからだ。逃げ馬の連対率は20パーセント弱ある
 ここでも函館に比べて芝の状態が良好であるということが大きい。逃げ・先行馬がまとめて消えるシーンは少ない。差し・追い込み馬は、小回りのカーブをマクリながら進出できる器用さが要求される。また、脚質に限らず洋芝適性は必須。これは血統面によるところも大きいが、上がりがかかる馬場への対応が求められる。

有利な枠順 多頭数の大外枠のみ不利
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、洋芝適性
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、田中勝春、藤田伸二、四位洋文、横山典弘
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分03秒9 2分04秒7
古馬500万 2分02秒8 2分05秒1 2分05秒5
古馬1000万 2分02秒7 2分03秒0 2分04秒9
古馬オープン 2分00秒4 2分01秒6

●出馬確定表

出馬確定表 7月19日 札幌6R 3歳未勝利 芝2000m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
キャッツテイル 国分優作  7/05 未勝利 札幌芝2000 12 B−
ゴールドウェーヴ 丸田恭介  6/20 未勝利 札幌芝2000 14 B−
スマイルトゥゲザー 中舘英二  5/23 未勝利 東京芝1800 12
トップスタイリスト 田中博康  6/27 未勝利 札幌芝2000 12 13 11 12 14
ハッピーエンジェル 津村明秀  6/27 未勝利 札幌芝2000 13
パワールールズ 岩田康誠  4/04 未勝利 阪神ダ1800 10 10 12
ビクトリーレディー 武英智  4/04 未勝利 阪神ダ1800 11 B−
プラチナチャリス 四位洋文  6/28 未勝利 札幌芝1800 10
ブローヒッター 藤田伸二  7/05 未勝利 札幌芝2000 12 B−
ペッシュドール 丸山元気  5/10 未勝利 京都芝1400 13 12 13 15
ホワイトライクミー 芹沢純一  6/20 未勝利 札幌芝2000 11 13 11 B−
ボニータシチー 柴原央明  6/27 未勝利 札幌芝2000 10 10 B+
ミルリュユッテ 武幸四郎  2/21 未勝利 小倉芝1800 13 B+
ローズバンク 横山典弘  6/21 未勝利 札幌芝1800 11
ロードカイザー 三浦皇成  3/01 未勝利 小倉芝1800
ロードブラン 秋山真一郎  3/15 未勝利 阪神ダ1200 15 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

前走の着だけでいうと、3着のボニータシチーが最高です。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
キャッツテイル 7月15日 札幌ダ稍 馬なり 助手 5F70.9−12.7 B−
ゴールドウェーヴ 7月15日 札幌ダ稍 馬なり 助手 6F84.8−12.7 B−
スマイルトゥゲザー 7月15日 札幌ダ稍 馬なり 菊沢隆徳 4F53.0−12.6
トップスタイリスト 7月15日 函館W重 強め 助手 4F54.8−13.2
ハッピーエンジェル 7月16日 札幌ダ稍 馬なり 津村明秀 5F69.3−13.0
パワールールズ 7月15日 函館W重 強め 助手 5F69.4−13.5
ビクトリーレディー 7月15日 札幌ダ稍 一杯 武英智 5F69.5−12.3 B−
プラチナチャリス 7月15日 函館W重 馬なり 助手 5F68.3−13.1
ブローヒッター 7月15日 札幌ダ稍 馬なり 助手 5F68.8−12.7 B−
ペッシュドール 7月15日 函館W重 一杯 北村浩平 5F67.6−13.6
ホワイトライクミー 7月15日 函館ダ不 強め 助手 5F69.4−12.5 B−
ボニータシチー 7月16日 函館W重 一杯 助手 5F67.4−12.4 B+
ミルリュユッテ 7月15日 札幌ダ稍 一杯 助手 5F67.4−11.7 B+
ローズバンク 7月16日 函館W重 強め 助手 5F69.2−12.9
ロードカイザー 7月15日 函館W重 強め 西原玲奈 5F69.6−13.5
ロードブラン 7月15日 函館W重 馬なり 助手 5F69.4−12.9

これ以降は7月18日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「波乱含み」


予想家の印
馬名 高柳利 井尻恵 小原靖
ローズバンク △△ △△
ボニータシチー
ホワイトライクミー
キャッツテイル
スマイルトゥゲザー △△
ブローヒッター
パワールールズ
ロードカイザー
ミルリュユッテ
ゴールドウェーヴ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ブローヒッター 2.8
ボニータシチー 6.4
ミルリュユッテ 7.0
ロードカイザー 8.1
ローズバンク 9.1
スマイルトゥゲザー 9.4
ホワイトライクミー 11.6
パワールールズ 14.2
キャッツテイル 19.8
以下25倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ボニータシチー 64 34 34 64


デイリー馬三郎

予想印

◎ ローズバンク
○ ロードカイザー
▲ ブローヒッター
△ ボニータシチー

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ボニータシチー(3着)

 「初めての芝で戸惑っていたけど、後ろからの競馬になっても最後まで真面目に走ってくれましたね。この距離も良かったんでしょう。条件替わりで違った面が出たのは収穫でした。」(柴原央明騎手・競馬ブック)
 「後方で脚をタメる。距離延長でも折り合いはスムーズだったし、直線は大外から目立つ伸び。完全にメドを立てた。」(競馬ブック)

ブローヒッター(4着)

 「4角でもうアップアップだったし、最後は苦しがって半分内にモタれていたからね。2000メートルも少し長いみたい。」(藤田伸二騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

ボニータシチー

 「展開が向いたとはいえ、初芝の前走が上々の末脚。牡馬相手のここで走れば本物だろう。」(岩田助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

キャッツテイル

 前走は今回のコースでボニータシチーとほぼ同じ時計。

 5着だった前走よりも動きは良化。

ゴールドウェーヴ

 前走は8着と言ってもボニータシチーの前走と同じ時計。

 これも前走よりは追い切りの動きが良化。

スマイルトゥゲザー

 新馬戦は勝ち馬からクビ差もそこから低迷。洋芝適性も不明。

 追い切りはジョッキー騎乗の割には平凡。

トップスタイリスト

 ずっと二桁着順だったが、前走は5着と大駆け。走破時計もボニータシチーの前走並み。

 追い切りは前走前の方が良かった。

ハッピーエンジェル

 これも札幌芝2000mの持ち時計は他馬と同等。

 しかし、追い切りはジョッキー騎乗の割に動かず、かなり低い水準。

パワールールズ

 鞍上が岩田康誠騎手なので、どのような凄い馬かと思いきや、小倉芝2000mで少し走った程度の馬。しかも3か月半の休み明け。

 追い切り本数も少なく、終いの伸びも欠き、とても上位には来れそうもない。

ビクトリーレディー

 3か月半の休養明け。しっかりと追い切り本数を乗られており、動きもそこそこ。しかし、レース内容は精彩を欠く。

プラチナチャリス

 いつも人気以下の着。案外走らない?追い切りもたいした動きではないし。

ブローヒッター

 札幌の芝では安定勢力。鞍上も藤田伸二騎手と強力。本命候補。

 追い切りも特筆するほどではないが、このメンバーでは上位の動き。

ペッシュドール

 過去3戦して最高着順は13着。上は種牡馬ステイゴールドだが。

 追い切りも騎手が一杯に追ってこんなものでは・・・。

ボニータシチー

 前走は初芝で最速上がりで3着と見せ場十分。今回は追い切りの動きも格段に良化。追い切りはメンバー中一番良く見える。今回勝負。

ホワイトライクミー

 前走はこのコースで7着と言っても、時計は今回のメンバーの中では優秀な部類。

 追い切りも今回のメンバーの中では優秀な部類。

ミルリュユッテ

 前々走は勝ち馬と同タイム。ただ、前走は13着大敗。そこから5か月休養を挟んでの今回。

 十分に乗り込まれており、9日、15日の追い切りの動きは、ボニータシチーと並んでメンバー中最高クラス。

ローズバンク

 ギリギリ掲示板程度の馬。追い切りもその程度の動き。

ロードカイザー

 前走芝1800mは少し忙しく、2000mが現状ベスト。当然、巻き返しあり。

 ただ、追い切りはジョッキー騎乗の割には精彩を欠く。

ロードブラン

 新馬戦5着といっても勝ち馬からは1.8秒差。それを除けばあとは二桁着順。

 追い切りも平凡。
ボニータシチー
ブローヒッター
ミルリュユッテ
キャッツテイル、ゴールドウェーヴ、ロードカイザー
 持ち時計的には拮抗したメンバーで、はっきり言って甲乙付け難いですが、前走の着順が3着とメンバー中最高で、その時の時計も外を通っての好時計。また、今回は追い切りの動きがメンバー中1、2を争う動きということで、我らが愛馬ボニータシチーを本命視します。

 ただ、そんなにとびっきりの自信はありません。また、前走は完全に忘れられた存在でしたが、今回は注目もされます。自由に走らせてくれるかもわかりません。それでも掲示板を外すことはないでしょう。そう願いたい。

 相手筆頭のブローヒッターは前走後、藤田伸二騎手が2000メートルは長いとおっしゃっています。進言無視の五十嵐忠男調教師がぎゃふんと言ってくれればいいのですが。

 とにかく、勝てるチャンスはあるメンバーですし、勝てば同じ距離の秋華賞に間に合うかも知れません。とにかく、ここで今回勝ちたい!!

これ以降は7月21日に作成

●レース 

 ボニータシチーのスタートはややいい方ですが、無理にハナなどは狙わずに、馬なりで中団に付けます。ここまでほとんど脚を使っていないので、最後の直線でかなり弾けるかと思いました。

 結局10番手でラチ沿いの最短距離を追走します。最内を通ると、最後に前が開かなかったりしますが、4角過ぎても前にしっかりと進路が開き、正直言って勝った!!と思いました。

 しかーし、残り200m付近で前の馬が内にモタれて、ブレーキがかかってしまいます。アッチャー。

 更にそこから脚を伸ばしますが、4着が精一杯。勝ち馬からは0.1秒と僅差で、不利がなければと悔やまれます。内容的には勝ちに等しい4着でした。

●時計の評価

 今回のボニータシチーの走破時計2分03秒9重馬場は、札幌芝2000mの古馬1000万クラスの過去10年間の平均勝ち時計が2分04秒9重馬場ですから、馬場の良し悪し等があり一概には言えませんが、良い時計だと評価して良いのではないでしょうか。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ボニータシチー(4着)

 「最後に前が詰ってしまいました。あれがなければ勝っていたかも知れませんよ。芝は2度目でしたが、ダートよりも明らかにいいですね。」(柴原央明騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ボニータシチー(4着)

 「8キロ増で馬体フックラ。好位のインで脚をタメる。突き抜けそうな手応えだったが、直線では前の馬が内へモタれてきて追いづらそうな場面。スムーズならば、というレースぶり。」(競馬ブック)

●今後の展望

 初芝の前走も良かったボニータシチーですが、今回は更に良かったです。勝ち馬から0.1秒差というのもいいですし、なによりも、前が狭まる不利がなければ、勝っていたでしょう。洋芝適性は間違いなく、残るは8月1日の6Rと8月16日の6Rに命運を賭けることになりますが、今回のように牡馬混合戦でも好勝負は間違いないでしょう。

 芝の中距離を走れる牝馬。絶対に勝って欲しいですが、とにかく未勝利戦終了まで僅かな時間しかありません。いや、地方のダートも走れるので、地方転厩の再ファンドでもいいのですが。

●最後に

 競馬にタラ・レバが禁物なのはよくわかっています。しかし、今回のボニータシチーの不利は悔やまれます。前走大外から伸びたボニータシチー。今回の勝ち馬も大外からグングンと伸びていますし、外に出しても良かったのかも知れません。

 しかし、柴原央明騎手の騎乗は完璧でした。今回は運がなかったというだけで、大変満足しています。しかし、時期が時期だけに、きちんと勝ち上がれるのか心配でなりません。

 ただ、少なくとも、代替前のミッシェルシチーで味わえなかったスリルとドキドキ感をこのボニータシチーは私にくれています。最後にどうなるかわかりませんが、非常に楽しませてもらっていることは間違いありませんし、ボニータシチーには大変感謝しています。

 とにかく勝ちたいッ!!頑張れボニータシチー!!。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年7月15日作成 17日、18日、21日加筆
ボニータシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 6月27日 第7戦 3歳未勝利 札幌芝2000m 牝馬限定戦 (3着/10番人気)

2009年 6月 3日 第6戦 JRA指定交流 神鍋山特別 姫路ダ1400m (2着/4番人気) 写真多数付き 現地観戦レポ

2009年 4月 8日 第5戦 JRA指定交流 山桜賞 笠松ダ1400m (5着1番人気

2009年 2月22日 第4戦 3歳未勝利 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (10着/10番人気)

2009年 1月21日 第3戦 JRA指定交流 若菜賞 笠松ダ1400m (2着2番人気

2008年12月21日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m (9着/10番人気) 写真多数付き 現地報告レポ

2008年10月26日 デビュー戦 2歳新馬 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (8着/5番人気) 写真多数付き 現地報告レポ

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る